耐震補強工事 川崎市高津区
地震時の水平力に抵抗するようにスジカイを入れます。 | スジカイは1本よりも2本入れるほうが抵抗力は2倍になります。写真は1本だけだったスジカイにもう1本追加した例です。このようなスジカイの入れ方を「タスキ掛」とよびます。 |
スジカイの端部は地震の際に簡単に抜けないように金物で固定します。
|
横浜市では旧耐震基準で建てられた住宅の耐震工事化の為の助成制度があります。下記をご参照下さい。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/guid/kenki/bousai/mokutai/mokukaishu/
耐震補強工事 横浜市鶴見区
耐震工事例です。横浜市の耐震診断で評点0.11だった建物を耐震工事により1.01まで上げました。
耐震工事の方法を施工事例からご紹介します。
筋交い
地震のときの水平力に抵抗する壁を耐力壁といいます。これは写真のように柱と柱の間に斜め材を入れます。斜め材の太さにより耐力壁の強さが異なります。また片方だけに入れるよりも、写真のように両方に入れるほうが当然、壁強さは大きくなります。
筋交い耐震金物
筋かいの端部は土台と柱に専用の金物で固定します。この固定が不十分ですとせっかくの筋かいも効力を発揮しません。
耐震合板
もうひとつの耐力壁として合板を柱間に張る方法があります。この場合、合板は9ミリの厚さ以上で、N50の釘で150㎜ピッチ以内で固定します。
耐震金物
柱が地震の際に引き抜けないように柱頭・柱脚を専用の金物で固定します。写真はホールダウン金物といい引抜力が20kn以上かかる柱に取り付けます。
耐震金物
柱に対する引き抜き力がさほどかからない箇所には写真のような金物を使います。それぞれの柱にかかる引き抜き力はN値計算法で求めます。
横浜市では旧耐震基準で建てられた住宅の耐震工事化の為の助成制度があります。下記をご参照下さい。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/guid/kenki/bousai/mokutai/mokukaishu/
耐震補強工事 横浜市鶴見区
和室の耐震工事例です。既存の柱の上に構造合板を張ることで地震時の水平力に抵抗します。このような壁を耐力壁と呼びます。柱の柱脚は金物で補強し、地震時に引き抜けないように補強します。
【下段写真:左】
既存の柱の上に構造合板を張ることで地震時の水平力に抵抗します。
【下段写真:右】
柱の柱脚は金物で補強し、地震時に引き抜けないように補強します。
耐震補強工事 逗子市
旧耐震基準で建てられた住宅の耐震化工事例です。旧耐震基準で建てられた家の多くは柱や梁の接合部分に緊結金物がなく、地震に抵抗する壁量も不足しています。
【写真:左】
耐力壁の増設例です。45×90のスジカイをたすきがけに入れ、なおかつ構造合板で補強しています。
【写真:右】
左記の上部拡大写真です。スジカイと柱、桁とは緊結金物で固定します。
- <前へ
- 次へ >