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リフォームの目的・部位・予算を決める
家が手狭になったから増築したい、汚れがめだってきたのできれいにしたい、傷んだ箇所を修復したい、二世帯住宅にしたい、最新の設備機器に入れ替えたい、高齢者の方に住みよい住宅にしたい、耐震性を向上したい、断熱性を向上したい、総合的に老朽化を復旧したい、等々、皆様それぞれに現在のお住まいへの不安やご要望がある思いますが、リフォームをしたいがいくらかかるかわからない、どうしたら不満点が改善されるのか、またどこに頼めばよいのかわからないという方が大半です。リフォームの第一ステップは目的と場所を明確にし、そのリフォームにかけられる大雑把な予算をご自分なりに把握することです。 |
得意な業者を探す
工務店さんがリフォームをする場合、主に木工事を得意とします。畳屋さんや襖屋さん、クロス屋さんのリフォーム店は内装工事を得意とします。ペンキ屋さんのリフォーム店は外装工事、屋根屋さんは屋根葺き替え工事、キッチンやユニットバスの販売店や水道屋さん、ガス屋さんなどのリフォーム店は主に水周りのリフォーム工事を得意とします。 |
業者さんの選択基準
単に安いからといって業者さんを決めてはいけません。なぜ他社に比べて安いのか、よく見積もりを精査してみてください。見積もり落ちなどがあった場合には工事が始まってから追加料金を請求されるケースもあります。特にリフォームは何もないところに作る新築と違い、既存の見えない部分までも想定して見積もりをしなくてはならず、それ相応の経験と知識が必要になります。単に価格だけにとらわれず、提案プランと見積書をよく照らし合わせ工事範囲の確認、追加料金発生の可能性などを確認することが重要です。 また、500万円以下を扱うリフォーム店は建設業の許可が必要ありません。すなわち建築の経験や知識のないものでもリフォーム店と称し明日からでも看板をあげることが可能です。このような業者さんに頼みますと仕事が雑であったり手抜きをされたりするだけでなく、安易に柱や壁を抜いてしまい構造的に弱い建物を作ってしまうケースも見受けられます。安心できる業者さんの目安としては建築士や施工管理技師など建築に知識のある有資格社が常駐している会社、建設業の許可や万が一のときの工事保険に加入している会社、接客のできる事務所が存在している会社などがあげられます。また今回希望のリフォームと同じような工事を過去に数多く手がけていて施工事例写真などを提示できるようであればひとまず安心できる業者さんといえるでしょう。 |
業者が決まったら
住みながらのリフォームの場合は工程を把握することが重要です。一日の工事開始時間と終了時間、工事の流れなどを事前確認し、それにより生活リズムを考慮する必要があります。特にキッチンやトイレ、浴室などの水周りのリフォームは生活リズムを変える大きなリフォームですので工期の確認は必須です。 |
工事が始まったら
おたがいに安心できる工事を進めるためにも最低限の貴重品の管理は自己責任としてください。また職人さんとの長話も工事の遅れにつながりますので常識の範囲内とする必要があります。 |