やはり第一番はガスコンロに替わるIHプレートです。IHとはInduction Heating(電磁誘導加熱)のことで電気を使って発生する磁力線で鍋自体を加熱させ調理する方法です。火を使わず鍋自体を加熱するため周囲は熱くならず、噴きこぼれによる火の立ち消えや不完全燃焼などの心配がなく安全で、凹凸のないフラットなトッププレート形状のため掃除も楽です。ただ鍋の材質や形状に制限があり、すべてに一様とはいえません。IHヒーターに適した鍋は底が平らで材質は鉄や鉄ホーロー、鉄鋳物、ステンレス(18-0、18-8、18-10)などです。一方、不向きな鍋としては耐熱ガラス、アルミ、土鍋などの材質のものです。
最近はアルミや銅鍋などにも対応したIHヒーターも出ていますが、熱効率は3割程度低減するためあまり効率的ではありません。
またIHプレートは電源に200Vのコンセントが必要です。リフォームの場合、現在、単相3線式で引き込んであれば簡単に200Vのコンセントを設けることが可能ですが、現在の引き込みが2線式であれば新たに電線の引き込みが必要です。(費用は15万円程度)
現在の引き込みが3線式か、2線式かは分電盤に入っている電線が2本か、3本かで判別することができます。 |