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この調査のデーターを基に基礎の設計を行います。また、軟弱地盤の場合には必要地耐力を確保するために地盤改良を行います。 |
軟弱地盤の見分け方 |
木造住宅などの小規模住宅では地表面から2m程度の地盤の強さが重要です。これは地形の様子や周辺の植生などからも推測することができます。 |
地形的特長と土地利用 |
予想される |
地盤としての |
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谷底平野 |
周辺が山で囲まれている、小川や水路が多く湿地帯や水田 |
かなり深くまできわめて軟弱 |
× |
扇状地 |
山地から平野部にぬける間の傾斜面を有する扇状の地形、畑、果樹園 |
ローム、砂レキなどからなる良質な地盤、ただし伏流水に注意 |
○ |
自然堤防 |
現・旧河川の流路沿いの微高地(0.5〜3m)昔からの集落がある 畑 |
ローム、砂レキ等からなる良好な地盤 |
○ |
後背湿地 |
自然堤防や砂丘の後ろにある水田 |
きわめて軟弱 |
× |
湿地 |
低地、排水不良地、湧水付近、旧河川、盛土をした宅地、荒地 |
同上 |
× |
河原 |
現河道の流路沿い、荒地、畑水田 |
腐植土とレキ質土のサンドイッチ構造 |
× |
デルタ |
河川の河口部、起伏に乏しい、水田 |
きわめて軟弱、液状化の恐れあり |
× |
砂州 |
海岸、湖岸沿、林、畑、荒地、集落 |
砂地盤、液状化に注意 |
△ |
丘陵地 |
地表面が平坦な台地、宅地 |
ローム、硬粘土、レキ地盤 |
○ |
山地 |
山、切土等の造成地 |
軟岩、地すべりに注意 |
△ |
崖 |
急斜面、造成地 |
崩れた土で構成される、がけ崩れ、地すべり |
× |
○ 適 △注意 ×対策工法必要 |
また地名に「田、稲、川、橋、水」など水にまつわる地名や「蓮、蒲、芦」など水辺の植物のつく地名、「鷺、鶴、亀、鵜」など水辺の動物のつく地名、「池、沼、沢、汲、渋、溝、洲、潟、泥」などサンズイのつく地名なども軟弱地盤の恐れがあります。 |
基礎 |
測定した地耐力により基礎を設計します。
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●地盤の強さにより基礎の形状が決められています(告示1371) |
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許容応力度(kN/u) |
基礎形式 |
20未満 |
杭基礎 |
20〜30未満 |
杭基礎またはベタ基礎 |
30以上 |
杭基礎、ベタ基礎、布基礎 |
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地盤補強 |
前述の直接基礎だけでは沈下の懸念がある場合地盤補強を行います。住宅など小規模建物の地盤補強には「表層地盤改良」「柱状改良」「小口径交換杭」などがあります。 |
@ 表層地盤改良基礎下の表層1m程度の土と固化剤を混ぜて人工的に固く均一な地盤を作ります。軟弱地盤が比較的表面の場合有効です。 |
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A 柱状改良土とミルクセメントを混ぜて土の中に柱状体(直径40〜60センチ程度)を何本か作り、その上に基礎を作り家を支えます。杭の摩擦抵抗により沈下を防ぎます。 |
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B 小口径交換杭支持層まで口径10センチ程度の鋼管を1メートル程度の間隔で何本か打ち込みます。杭が支持層に刺さることで、その上の家を支えます。 |
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地盤自己診断チェックシート (参考 地盤保障検査協会) |
新築や建替えをお考えの皆様がご自分でできる地盤チェックシートです。 |
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