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屋根のメンテナンスについて

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屋根は雨風から住まいを守るための一番大事な部分です。屋根を破損したまま放置しておくと住まいのあちこちが傷む原因になります。末永く住まいを守りつづけていくためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
当社では屋根の無料診断を行っていますのでお近くの方は是非ご利用ください。

 

和瓦

日本住宅にマッチした和瓦。高価ですが寿命は長く退色もほとんどしません。基本的に塗り替えはできませんので汚れたら洗うか葺き替えをします。

チェックポイントは瓦のずれや割れがないかを見てください。ずれてる場合簡単に直りますし、割れている瓦の差し替えも容易にできます。
また棟部分の瓦のずれや棟瓦を固定している漆喰と呼ばれる白っぽいセメント部分の欠損がないかもチェックしてください。欠損している場合棟瓦の積み替えや漆喰の補修などが必要です。

瓦自体は耐久性は非常に高いのですが瓦のずれや漆喰などの欠損などが原因で下の野地板と呼ばれる木部の屋根材がいたんでしまいます。天井裏を見て屋根に打ってある板が腐食してないか、軒先や屋根面のゆがみやたわみがないかなどをチェックしてください。野地板が傷んでいる場合には瓦を降ろし野地板の張替えが必要です。その場合もとの瓦は再利用ができます。

また、瓦のコケや雑草などは放置しておくと植物が雨水を屋根内部に引き込んでしまうことがありますので早めに取り除いてください。

 

彩色スレート屋根

コロニアルなどと呼ばれ価格が安価で軽量なのでよく使われている屋根材です。薄いため割れやすいので全体的に割れがないかをチェックしてください。また棟部分やケラバ部分、壁際の雨押さえなどの役物が全て鉄板ですのでサビや腐食、止めている釘のゆるみなどがないかチェックしてください。釘穴が緩んでいますとそこから雨漏れが起きたり、場合によっては鉄板だけ風で飛ばされてしまうなどといったことがあります。
傷みが進んでいる場合にはこの部分の鉄板の交換をすると良いでしょう。

また釘の緩みや屋根材の割れなどによる雨漏れはコーキングで部分的に補修することで止まります。ただしコーキング自体の寿命が5年から10年ですので長期的には屋根材の葺き替えなどといった改修工事を計画しておいたほうが良いかもしれません。

表面の塗装は退色しやすいですが屋根材自体の性能には問題がありません。美観上気になるのでしたら塗替えします。
その場合屋根材の重なり部分の塗膜はカッターなどで絶縁しておかないと雨漏れを起こしてしまうことがあります。
また和瓦と同じく野地板のチェックも必要です。

 

セメント瓦

昔よく使われましたが最近はあまり使われなくなりました。表面の色艶がなくなってくると、もろくなり劣化の原因になります。
10年程度で塗り替えをするようにしてください。

 

トタン屋根

安価で比較的緩勾配にも対応できるため今でも時々使われます。耐久性が短いため5年から10年程度で葺き替えます。
金属製なのでサビに弱く放って置くと穴があいてしまうことがあります。こまめに塗り替えることが重要です。

 

陸屋根

屋上やバルコニー部分など平らな屋根の部分です。勾配がほとんど無く人が乗ったり場合によっては物を置いたりしますので防水には万全が必要です。ドレインと呼ばれる排水溝にゴミ等が詰まってないか、表面にひび割れなどがないかチェックしてください。また手すりなどが鉄製の場合には付け根部分のサビや腐食がないかなども重要です。雑草の根なども下の防水層をいためる原因にもなりますので除去してください。

雨漏れがしている場合には早急に専門家に相談してください。
防水のメンテナンスは5年から10年ぐらいです。

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